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概要/活動指針
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概要(概略)
東京大学法学部では1877年の創立以来、英米法、フランス法、ドイツ法、国際法といったグローバルな視点からの充実した教育研究を行ってきました。他方、現代社会において人と情報の流れや経済活動が国境を越えて展開されるとともに、伝統的な法学分野に囚われない視点からの法学の必要性も高まってきています。そしてそれは外国法や比較法、国際法、国際私法、さらには日本の実定法といった各法学分野の中での教育研究の広がりを促すとともに、それを横断的に統合するプラットフォームが求められることになります。
東京大学法学政治学研究科ではこのような問題意識から、これまで研究科で蓄積されてきた教育研究資源の上に立って、これを積極的に統合し活用するプラットフォームとして、公益財団法人末延財団による寄付講座「トランスナショナルロー」を2020年、開設しました。末延財団は東京大学法学部の英米法の教授であった末延三次先生が1933年に英米法・比較法の教育研究の振興のために設立された奨学財団 で、本研究科の問題意識と講座企画に賛同いただいたものです。
本寄付講座では教育面と研究面での活動を行います。教育面では特任教員を中心に特別講義「トランスナショナルロー」を開講する他、関連する授業でのトランスナショナルローの視点の教育への支援を行います。そこでは本研究科が推進している英語による教育への貢献も行います。研究面では、セミナーやシンポジウムを企画し、その成果を英語により発信することで、日本法の視点、東アジアの視点の海外発信に努め、諸外国の関連研究機関との交流を行います。
活動指針
トランスナショナルローは、世界経済と政治における法の役割の歴史的研究を推進しています。法と国境を越えた多層的な社会的ダイナミクスと法の相互作用の理解を深めるためのプレゼンテーション、パートナーシップ、出版物のプラットフォームとして2020年に設立されました。トランスナショナルローは、世界秩序を形作る相互に関連するファクターとして、法、政治経済、社会思想を共同で調査するという東京大学の伝統を引き継いでいます。
関連サイト
連絡先
住所:
113-0033 東京都文京区本郷7-3-1
東京大学大学院法学政治学研究科 寄付講座「トランスナショナルロー」事務局